宇沢星屑糖:1
あれま、美味しそうでGES〜【宇沢星屑糖:2】
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遂に、遂に捕まえた!
私たちを学園から追いやった元凶…憎き怪猫「キャスパリーグ」!
…ではなく、しょっちゅうアイツを追い回していたバカそうなやつを
結構目立つタイプだし、今は自警団とかやってるらしく単独行動をよくするから見つけ出すのは容易だった
あとは隙を見て襲いかかり誘拐するだけの簡単な作業
難なく私たちのアジトへ運び込めた
そりゃ出来ることならキャスパリーグをとっ捕まえたかったけど…まあ、アイツと縁深いであろうコイツ相手でも少しは気分が晴れるだろう
レイサ「むぅーっ!んんーっ!」
彼女は縄で縛られながら無駄にもがいて足掻く姿を晒す
しかも口へ布を噛ませてるから喋れないんだけど、それでも騒がしい
コイツを見てるとなんかイラついてくる
不良A「うるさいなぁ…!大人しくしてろっ!このっ!」(バシッ!)
レイサ「っぅ゛…!」
頬を引っ叩いてやった
少し怯えた様子で涙目を見せるが生意気な目つきは変わらない
A「はぁ…“例の装置”はまだなの?」
ため息をつきながら椅子に腰掛ける
不良B「もう近くまで来てるっぽいよ」
隣の仲間がそう言った
しょうがない、もう少し待つとしよう
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不良C「待たせたな!ヘイローを弄れる例の装置、持ってきたぜ!」
10分くらいした後、シャッターを開けて仲間たちが例の装置を搬入してきたが…思った以上に大きくて驚いた
ブラマの中でも特に闇の深い裏ルートで仕入れてきた、ヘイローを弄れる装置…
これでコイツを好き放題に出来る
私は縛られている彼女を担ぎ上げると、そのまま装置に頭を無理やり捩じ込む
頭部を固定したら、あとは起動して好き勝手にヘイローを弄るだけ
不良D「最初はリーダーからどうぞ!」
不良A「え?いいの?じゃあ遠慮なく…ポチッとな」
電源スイッチを押したら、ゴウンゴウンと鈍い駆動音を立て始めた
彼女は怯えた顔をしながら震えている
これは反応が面白そうだ
A「ちょっと、コイツの口に噛ませた布取って反応聞こうよ」
不良B「おけ。喋っていーよー」
仲間が布を外した
レイサ「誰かっ!助けてくださいぃっ!スズミさんっ!杏山カズサッ!だ、誰か助けてぇ゛っ!!!」
A「うるっさ…あーもうさっさと黙らせよ!ほらっ!」
案の定ギャーギャー喚いたので、適当にヘイローを触ってみる
レイサ「せんせ…ぇ゛ぅっ!?♡」
なんか聞いたことない声が出た
B「もっと弄ってみよ!」
今度は星型の端を捏ねるようにしてみた
「えひゃ、んこほぉ゛…ぃ゛ぅッ♡」
言語化が難しい反射的な声を繰り返す
A「へぇ…なんていうか適当に弄るだけでも面白いかも!」
C「次あたしー!」
D「私も私もー!」
B「うちだってやりたいー!」
A「あーはいはい!順番ね!」
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私たちは、彼女のヘイローを好き勝手に弄りまくった
気がつけば彼女の足元は絶頂による愛液や潮でびしょ濡れになっていた
レイサ「ぉ゛げ…♡うにゃ…♡こぴぃ…♡♡」
気絶はしていないものの、意味不な言葉をぼそぼそ呟きながら虚空を向いた目とあへあへ喘ぐ姿を晒す
不覚にも、「意外とエロいな…」なんて思ってしまった
その後私たちは、一日中彼女のヘイローを滅茶苦茶に弄り続けた
夜中の2時頃
A「…そうだ!弄りすぎてこのヘイローもう原型分からなくなっちゃったけど、逆にここから元に近い形に戻してみたらどうなるかな!?」
B「それ面白そー!」
C「リーダー!是非頼みますよ!」
「「「あははははははっ!」」」
仲間たちに言われ、私はぐちゃぐちゃになり元の形の面影がなくなったヘイローを逆に元通りにしてみることに
確かデカい星型の中に小さい星型が…
A「っと、こんな感じかな?」
それっぽい形に直してみた
次の瞬間
(ピカーッ!)
A「うわあっ!?」
B「まっ、まぶしー!?」
突如視界が眩い光に包まれた
私たちは堪らず目を閉じて床に倒れ込む
数分くらいしたら光は収まった
A「な、なんだったの全く…」
ゆっくり目を開けた
とりあえず彼女が生きているかどうかが少し気になったので様子を見る
レイサ「─────」
A「ちょっと、生きてる?」
目を大きく見開いたまま動かない
肩を揺さぶったが反応なし
とりあえず装置から引き摺り出した
A「おーい、起きろって!」
もう一度頬を引っ叩くも反応なし
B「まさか死んじゃったんじゃ…」
A「いやいや!脈と呼吸はあるから!」
酷い目は遭わせたかったものの殺したいなんて全く思ってない
仲間たちもそのはず
だから余計に焦る
もし死んだらどうしよう
A「い、良い加減起きろって…!」
焦るあまり彼女のヘイローの状態を確認しようと手を伸ばした
すると…
(バキンッ)
A「──え?」
何かが折れた音
それと同時に
レイサ「────ッぎぃ゛ぃぃぃっ!?♡あ゛ひゃぁ゛ぁ゛ぁぁぁぁーッ!♡♡」
アジト内に大きな嬌声が轟いた
急な大音量に私たちはビックリ
彼女は身体をエビみたく反り返らせつつ跳ねるように絶頂していた
彼女の秘所から液体が飛び散る
さっきとは比にならない乱れっぷりだ
A「な、何が…どうなって…」
私たちはしばらく呆然としてしまった
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一先ず落ち着いた彼女を寝かせた
さっき起こった事を纏めると…
1:ヘイローが閃光を放つ
2:無反応になった彼女を引っ張り出す
3:何故かヘイローが掴めた上に折れた
4:折れたと同時に絶頂
5:しかし折れたはずのヘイローは元通り
6:更に折ったヘイローの一部はまだ私の手の中に残っている
A「…どういうこと?」
結局何が何だか分からない
B「…ちょっとそれ見せてー」
A「う、うん。いいけど」
折ったヘイローの一部を仲間に渡す
B「むむ、ずっと光ったままだね」
C「…気のせいかもだけどさ、それから甘い匂いしない?」
B「え?…確かにほんのりするような」
C「ちょっと齧っても良い?」
B「うぇー?あんた正気ー?」
C「いやだって…甘いものとかご無沙汰だから…端っこだけ!」
B「どうなっても知らないよ…」
手渡された仲間は、輝くヘイローの一部に口を近づけひと齧りした
C「ガリッ!ゴリゴリ…」
D「ど、どうよ?」
C「もぐもぐ…うん!甘いっ!」
「「「「「うっそー!?」」」」」
みんなで一口ずつ齧ってみた
確かに甘くて美味しかった
例えるなら金平糖的な感じ
A「どうせ寝てるし、もっかい折るか」
私は寝ている彼女に近づき、ヘイローを両手で握った
ボキンッと音を立てて簡単に折れる
レイサ「──ん゛ぎひぃ゛ぃぃっ!?♡♡はひゃ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ーッ!!♡♡♡」
やべ!これを忘れてた!
A「あーあー寝床がびしょ濡れ!」
しかも貧相とはいえこのアジトの中でも比較的柔らかい寝床が、彼女の絶頂汁で濡れ濡れになってしまう
A「こいつっ!」
私たちにとっては希少な寝床を汚された怒りのあまり腹を蹴っ飛ばす
レイサ「ぐぇ゛っ…!♡♡」
絶頂しながら悲鳴をあげた
なんかこう見るとドMっぽいな…
A「あーくそっ!最悪だよもう!」
悪態をつきながら折ったヘイローを齧る
さっきと全く同じ甘さだった
味だけ良いのがまた腹立たしい
…味が良い?
B「リーダー、独り占めしないでみんなにも分けてよー」
A「…はっ!良いこと考えた!」
B「え?なに急に?」
A「コイツのヘイローを使えば、金儲け出来るんじゃない!?」
C「金儲けって…あそっか!売ればいいのか!」
A「そうそう!コイツが死なない程度にヘイロー折って、一口サイズに砕いて、それを袋詰めして売り捌けば…」
B「もうこんなボロアジトからおさらばできるー!」
D「まあその度にさっきのアクメ声聞く羽目になるけどね」
A「そ、そこはもう口塞ぎながらとかで我慢しよう」
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こうして私たちは、彼女のヘイローから生み出された甘味料を量産して販売する作戦を開始した
売れそうな商品名をつけるため、みんなでアイデアを出した結果、この甘味料は【星屑糖】と名付けられた
星のヘイローから生まれたカケラ(屑)を表しているし、何よりオシャレな名前でみんな気に入ったようだ
しかもなんと、星屑糖は“彼女の精神状態によって多少性質が変わる”なんてことも発見した。例えば…
彼女をくすぐったりして笑わせた状態で折ると、無感情や寝ている時に折るよりも少し甘さが増す
彼女をバカにしたりして怒らせた状態で折ると、ほんのり酸味が加わって普通とはまた違う味を楽しめる
彼女を殴ったり鞭で叩いて怯えさせたり泣かせた状態で折ると、ひんやりとしたアイスみたいになる。しかもその冷たさは永続みたいで、全然ぬるくならない
彼女のヘイローを折り絶頂している状態ですかさずもう一度折ると、その星屑糖は口に入れたら気分が高揚してくるようになる。言うなれば、副作用なしの完璧な抗うつ剤みたいなものだ
とまあそんな発見をしながら、私たちは彼女のヘイローを恐らく何百回も折って加工し色々なところに販売した
なんとたった数ヶ月で大儲けし、やっと古い廃墟を再利用しただけのボロアジトから引っ越せるように
仲間と話してトリニティ自治区から遠いもっと良さそうな場所で新アジトを建てようという話もあがった
──だがしかし、私たちは金に目が眩んだ結果、“目立ち過ぎてしまった”
引っ越しを検討していたある日のこと
私たちはトリニティの自警団と正義実現委員会に襲撃され、呆気なく逮捕されてしまった…
不審な甘味料を販売しているという通報によって捜査線が張られていたらしいがそれに引っかかったようだった
くそっ!もう少し早く引っ越していたら逃げられてたかもしれないのに!
そう後悔したものの時既に遅し
“星屑糖”による大儲けの夢は、呆気なく砕け散った…
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スズミ「レイサさん!レイサさん!」
倒れ伏したレイサさんを抱き上げる
レイサ「……んぇ…?♡」
「怖くて辛かったでしょう…もう大丈夫です!貴女は自由の身です!」
「ぇひゃ…♡しゅじゅみ、しゃ…♡」
「ど、どうしたのですか…?」
レイサさんの様子が明らかにおかしい
私の腕を掴んで、自分自身のヘイローを触らせようとする
「わ、わらひのへいろー、おってぇ゛…お゛って、くらひゃぃ…♡♡♡」
「──は………?」